院長メッセージ

父の命日 2005.05.30

院長メッセージ
2005年05月30日

4年前、父は68歳で人生のピリオドを打ちました。

大腸癌が肝臓に転移して、発見された時には治療ができない状態でした。医者である私は、自分の親を助けられない現実が情けなく、とても辛かったです。
残された人生の期間、一緒に旅行に行ったり、映画を見たり、桜の花を見に行ったり、そしてたくさんたくさん話をしました。父は自分が若い頃の話を懐かしそうにしてくれました。そして私が子供のころ泣きん坊で困ったことや、私が糖尿病になったときのこと、大学受験の時とても心配したことなど。。。。そして、「結構無茶してきたけど、やりたいことをやってきた。でももう少し生きたい。」と、初めて父の淋しそうな顔を見ました。
そして最後に私に「お前はもう一人で生きていけるな。お母さんのことを宜しく頼むよ。」と言い残して逝ってしまいました。

 皮肉にも父の葬儀は私の誕生日でした。葬儀には、父を慕ってくださった方がたくさんお別れに来てくださいました。その方々に、私は娘として医者として、父の病状と経過を挨拶の中で話しました。そして最後に「38年前の今日、私の誕生を一番喜んでくれたのは父だったと思います。きっといつまでも私のことを見守ってくれているんだと思います。お父さん、ありがとう。」

忘れられない38歳の誕生日でした。

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