公益財団法人テルモ生命科学振興財団の研究助成金を授与されました

センター長メッセージ
2020年05月14日

コロナ禍の中、いかがお過ごしでしょうか。
平時と違う生活に慣れず、苦労されている方が多いと思います。
実は私もすっかり失念していたことがございました。

センターの仕事で公益財団法人テルモ生命科学振興財団の研究助成金を授与されました。
すでに臨床研究として皆様方にお願いしておりますのでご存じの方も多いかもしれません。
本来ですと3月10日に東京で立派な授与式が行われるはずだったのですが、3密を避けるために中止となってしまいました。

その後、贈呈状が郵送で送られて参りましたのでご報告申し上げます。
新しい生活や社会と同様に、新しい医療のかたちの模索も始まっています。
これからもご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

20200514_093452

南昌江内科クリニックのYouTubeチャンネルを作成いたしました!

センター長メッセージ
2020年05月01日

南昌江内科クリニックのYouTubeチャンネルを作成いたしました。

外出自粛のため閉じこもりがちになってしまい、血糖コントロールが悪化したり、足腰が急速に弱ったりする患者さんたちが増えています。
ついつい間食が増えたり、食事内容も偏りがちです。
飲み会は減っても、暇で家での晩酌が増えてしまう方もちらほら。

でも、これはきっと自分自身と生活を見直すチャンスです!
せっかくですから前向きに、元気を取り戻すための時間と考えていきましょう。

そこで、コロナに負けず、StayHomeのおともにしていただけるように、運動・元気のチャンネルと料理・食事のチャンネルをご用意いたしました。

スタッフが診療の合間に動画を作っています。
ぜひご覧になって下さいましたら幸いです(*^_^*)
糖尿病をお持ちでなくとも、健康をくずされないようぜひお試し下さい♪

運動・元気のチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC-9-waUvtPw9kmWdwSEuMMw

料理・食事のチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCx1GaH3sE58SYhqnrVugCsg

新年あけましておめでとうございます。

センター長メッセージ
2020年01月02日

令和2年、明けましておめでとうございます。

南糖尿病臨床研究センターの2019年は、一般社団法人として独立し、研究助成金や学会賞を獲得するなど一定の評価を得た「確立」の年でした。
お世話になりました皆様方にはあらためて感謝を申し上げます。

本年は、さらなる「成長」を目指します。
いくつかの研究が実を結びましたので待望の論文化を目指し、得られた知見は真っ先にクリニックの皆様へ還元いたします。
2020年からは外部の研究機関の協力を得て新しい展開を迎えます。
心機一転、新しい時代の研究者として挑戦の気持ちを忘れずに臨みたいと思います。
また、東京女子医科大学で研鑽を積まれた眼科の廣瀬 晶先生をはじめ、志をともにする新たな研究員を迎えるなど、組織としての責任も高まります。
教育関連では、2年以上続けているインスリンや新規デバイスの若手症例検討会に加えて、昨年末より福岡大学の学生実習の受け入れも行っています。

もちろん、安全で無駄がない、患者さんの特性に合わせて最適化された医療をこれまで通りチーム医療として提供することが基本です。
それぞれの患者さんにあった医療の推進と先進医療の導入をバランス良く行い、糖尿病医療の未来へ明るい希望をもたらしたいと願います。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

20191231_151819

第19回日本先進糖尿病治療研究会 優秀賞を受賞いたしました!

センター長メッセージ
2019年11月03日

11月2日、3日に開催されました第19回日本先進糖尿病治療研究会・第17回1型糖尿病研究会[合同開催]に南院長、堤先生とともに参加して参りました。
昨年は台風の直撃により大変残念ながら2日目の開催が流れてしまいましたが、今年はお天気にも恵まれて絶好のお勉強日和(?)でした。

初日は先進糖尿病治療研究会で、最先端の糖尿病治療について非常に熱い議論が交わされ、大いに盛り上がりました。
私も持続グルコースモニタリングにより評価した血糖変動と、合併症の関係について発表して参りました。
糖尿病学会でも同じ演題を報告して参りましたが、本学会は同じ分野のエキスパートが軒並み勢揃いされる会とあって緊張感もひとしおでした。
南先生と当院スタッフが20年間培ってこられたデータから導かれた新しい合併症予測モデルですので、幸い会場からは好意的に受け取っていただけたという手応えはございました。

その夕、懇親会が催され、私と診療後に駆けつけてくださった南先生も予定通り参加させていただきました。
特に、今回から学会が優秀賞の選出を行うとのことで(だいたいその際には受賞者に耳打ちされているのが常なのですが私には何の打診もありませんでしたので)、どなたが受賞されるのかと楽しみにしておりました。
学会長の浦上先生からやけにタメのある発表があったときには、まさかと思っておりましたのでおそらくコンマ数秒ですが理解に時間がかかりました(^^;
大きな拍手の中、頭が真っ白になりましたが、ふらふらと登壇した頃には正気に戻りました。
はっと我に返り、受賞式ののちにコメントを求められたのでひとしきり各方面の謝辞を述べた(はず…)後に、やはり南先生とスタッフへの感謝がこみ上げて参りました。

そののちにSNSで多くの方からの祝辞を頂戴しながら、ああ100年前※からここにきっとつながってきたことなんだなと、患者さん一人一人の人生が糖尿病医療の進歩の礎となっているであろう事実をかみしめております。
※ジョスリン糖尿病学の初版、インスリン発見からおよそ100年

これからも、100年の思いを乗せた診療と研究に没頭させていただきます!
75210654_2368022586658789_7756758842641219584_o  74783643_2368022783325436_4391685479855030272_o

懇親会での(サプライズ)受賞式
右は会長の浦上達彦先生(日本大学医学部 小児科学系 小児科学分野)
※南先生には知らされていたそうです(>_<)

76184074_2368022969992084_1487220271206105088_o

DT1D(Doctors with Type 1 Diabetes)とともに記念撮影

1型糖尿病のSGLT2阻害薬使用に関するリスク管理(2)

センター長メッセージ
2019年11月03日

10月26日に佐賀で開催された第57回日本糖尿病学会九州地方会のランチョンセミナーで「1型糖尿病と合併症 ~SGLT2阻害薬への期待と注意点~」について講演をいたしました。
200余名の方に聴講いただき、1型診療のリスク管理の一助になればと思います。

その中でSTOP-DKAプロトコルというカナダで使われている糖尿病性ケトアシドーシスの予防と治療に関するガイドラインをご紹介いたしました。
海外のガイドラインとはいえ、米国で使われているSTICHプロトコルとあわせてとても有用ですのでこちらでもご紹介いたします。
※和訳版がなかったので翻訳しています。

ご参考になれば幸いに存じます。

スライド1 スライド2

※画像の2次利用は構いませんが元文献の引用は必要です。
Goldenberg, R. M., Gilbert, J. D., Hramiak, I. M., Woo, V. C. & Zinman, B. SGLT inhibitors in type 1 diabetes: place in therapy and a risk mitigation strategy for preventing diabetic ketoacidosis ‐ the STOP DKA Protocol. Diabetes, Obes. Metab. dom.13811 (2019). doi:10.1111/dom.13811

400名収容可能なメインホールで講演させていただきました。
74534324_2552291221528101_8119616792411766784_o

1型糖尿病のSGLT2阻害薬使用に関するリスク管理

センター長メッセージ
2019年02月07日

1型糖尿病の方に一部のSGLT2阻害薬が適応追加になりましたがケトアシドーシスの危険性が懸念されています。リスク管理に関する国際コンセンサスが出ています(ADA会員のみ閲覧可で英語)ので要点だけご紹介いたします。

血糖値が正常でも、インスリン量が減ることによってケトン体の産生が過剰になりケトアシドーシスの危険性はあります。
つまり、ケトン体を測らないと気づきようがないのでケトン体の測定を推奨しています。
ケトン体はリブレでもケトン体測定用電極を購入すれば測定可能です。
高価ですが命には代えられませんので持っておかれたほうがいいです。
血中ケトン体が0.6mmol/Lを超える場合や、尿ケトンが+以上の場合は何らかの対処(糖質摂取とインスリン追加、脱水補正など)を必要とすると考えてください。

また、ケトアシドーシスの危険性が高いのは以下の場合があります。
◆ポンプ使用中の方(ルートトラブルがあっても血糖が上がらないため)
◆基礎インスリンが10-20%以上減る方
◆糖質制限
◆アルコール多飲
◆違法ドラッグ(さすが国際的…)
◆脱水
◆シックデイ(感染症、嘔吐症など)

1型のSGLT2阻害薬使用に関して、適格者についての院内基準を作成しておりましたがほとんど同じでびっくりしました…

南昌江内科クリニック「1型糖尿病患者へのSGLT-2阻害薬処方基準」

1. BMI:22以上
2. 年齢:20歳以上、75歳未満(妊娠可能年齢の女性は原則除外)
3. インスリンの打ち忘れがない。
4. 血糖測定(SMBG、CGM)を怠っていない。
5. 糖質制限を行っていない。
6. 糖尿病性ケトアシドーシスの症状および予防法が十分に理解できている。
7. 体調不良時はケトン体チェックあるいは速やかな来院ができる。
※リブレ使用者には薬局でケトン体電極自費購入を勧める。
8. 認知症がない。
9. アルコール多飲、違法ドラッグの使用がない。(←国際コンセンサスから追加)

※長時間の有酸素運動をされる際にも糖質必要量を充たせずにアシドーシスの危険性が高まるので中止したほうが望ましいです!

Danne T, Garg S, Peters AL, et al. International Consensus on Risk Management of Diabetic Ketoacidosis in Patients with Type 1 Diabetes Treated with Sodium-Glucose Cotransporter (SGLT) Inhibitors. Diabetes Care. February 2019:dc182316. doi:10.2337/dc18-2316

↓私のSGLT2阻害薬内服開始10日後の血中ケトン値です。
0.6以上でやはり高め^^; 尿ケトンも2+でした。症状はないです。

20190207_134458

訂正とお詫び:ケトン体の単位がnmol/Lになっておりましたのでmmol/Lに修正いたしました。
千葉のY先生ご指摘誠にありがとうございました!

糖尿病臨床研究センターのウェブサイトを開設いたしました

センター長メッセージ
2018年12月10日

糖尿病臨床研究センター

糖尿病臨床研究センターのウェブサイトを新しく開設いたしました。

トップページの右側にある緑色のボタンから、あるいは下記URLからお入りいただけます。
http://www.minami-cl.jp/crcd/

糖尿病臨床研究センターを立ち上げてはや1年が過ぎました。
おかげさまで成果も順調に上がっております。
私どもの活動内容や業績についてご確認いただける場になればと思います。

年の瀬も押し迫ってまいりましたが、来年はセンターにとってさらに重要な年になります。
これからもご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

追記:
ちょうど本日、下記の研究助成金を受賞した旨のご連絡がありました。
CGMの意味付けを深めるとても重要な研究だと考えております。
皆様の暖かい応援を何とぞよろしくお願い申し上げます。

平成30年度 近藤記念医学財団学術奨励賞
研究課題「持続血糖モニターから無作為抽出した血管合併症リスクを示す血糖変動パターンの臨床的意義」

インスリン治療中の運動

センター長メッセージ
2018年08月01日

厳しい暑さが続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
屋外で活動するにはつらい気候ですが、今回は運動のお話です。

近代的糖尿病ケアの父ジョスリン博士が“ジョスリンの3本柱”として重要視したとおり、食事療法とならんで運動療法は糖尿病治療に欠かせません。
しかし、実はインスリン治療中の方にとって運動が本当に血糖を改善するかどうかは未だに白黒がついていない状況です。インスリン治療の鬼門である低血糖が運動により増加して血糖コントロールが不安定になり、足を引っ張るからだと考えられています。
しかし、最近は持続グルコースモニター(CGM)が普及したため運動中いつでも自分の血糖トレンドをチェックすることができます。実際すでに多くの糖尿病患者さんがスポーツ中にCGMを使って低血糖予防とパフォーマンス維持に役立てていらっしゃいます。
そこで、南昌江内科クリニックで運動療法の担当をしている健康運動指導士の守田さんが、インスリン治療中の皆さんにCGMを活用して安全で効果的に運動を楽しんでいただくための科学的な根拠を創り出す臨床研究という形で挑戦しています。
※現在63名の方にご協力いただいております。ありがとうございます。
主な目標は、運動のアドバイスを行うことで運動への取り組みが増えることとインスリン治療の負担が減ることです。もちろん低血糖の有無を含めた血糖コントロールや体力の向上についても副次的評価項目として検討いたします。
私は統計学的解析の補助をしております。この臨床研究の結果、もし運動の好ましい効果が証明できれば患者さんにはもっと運動を身近に感じていただけますし、糖尿病療養指導の中での運動療法士さんの存在意義が高まります。追随する研究も生まれるかもしれません。

さて、糖尿病の方が運動する場合に留意すべき点は少なくありません。
まずは主治医に運動をしてよいか(可能ならどのくらいの強度までか)たずねましょう。
慢性腎不全の方や狭心症などの動脈硬化症を起こしたことがありまだ病状が安定していない方はもちろんのことですが、眼底出血しやすい状態の網膜症やたちくらみを起こすような自律神経障害も強度の高い運動は控えるべきです。

運動前後のインスリン量の調整と頻回の血糖測定、低血糖予防のための食事(補食)がもっとも重要です。
運動を始める前からインスリン量は適切に減量しておく必要があります。
運動強度や緊張具合いにもよりますが開始直後の血糖は1時間以内に100-200 mg/dLくらい急激に下降しすることがしばしばです。
そのため開始時に200-300 mg/dLになるように上げておくことが多いです。
また、運動中は1時間おきに血糖を確認しましょう。CGMやリブレなどは心強い味方です。血糖の上昇・下降の勢いから補食など取るべき対策をこころがけましょう。
さらに、運動日の夜は遅れてくる低血糖に注意してください。基礎インスリンの減量や就寝前の補食で予防しましょう。

他にも様々なトラブルシューティングがありますが、詳細につきましては以下の本に寄稿いたしましたのでご興味のある方はぜひ参考にされてください。

プラクティス・セレクション 今度こそできる! 糖尿病運動療法 サイエンス&プラクティス
プラクティス・セレクション 今度こそできる! 糖尿病運動療法 サイエンス&プラクティス

インスリン治療中でも万全の体制で臨めばきっと目標の運動が達成できるでしょう。
決して無理のないよう、そして日頃の練習がとても大事です。
運動でストレス発散、寝たきり防止にもなります。
大なり小なり、運動を日常に組み入れて豊かな糖尿病ライフを楽しんでください。

20180731_163003_HDR2



最近やっと体調が戻ってきたので自転車を再開しています。
「Red Rider」は米国糖尿病学会(ADA)が行っている糖尿病啓発イベント「Tour de Cure」の参加者で糖尿病患者に与えられるサイクルジャージです。
留学中に参加したのでいただきました。デザインがかっこいいので気に入っています。
「I am not alone  (私は一人ではない)」「I Ride with Diabetes! (糖尿病とともに疾走る!)」などの心躍る言葉が記されています。
赤はADAのテーマカラーです。ちなみに国際糖尿病連合(IDF)は対照的に青です。

年度はじめの糖尿病自己管理

センター長メッセージ
2018年04月02日

4月に入り、福岡では桜吹雪が舞っています。
美しくも儚い和の美学が視界いっぱいに広がる様には高揚感を禁じえません。

さて、新年度がスタートし、新しい環境のもと期待と不安でいっぱいの方々も多いかと思います。
新しい目標や抱負を描いている方もいらっしゃるでしょう。
そんな緊張感でみなぎっている年度初めこそ、ぜひ健康を第一にお考え下さい。

「5月病」という言葉がありますね。
これは季節性の燃え尽き症候群です。

人間の体は緊張やストレスにさらされると様々なホルモンを分泌して対抗します。
急激なものに対してはカテコラミン(アドレナリンなど)が、慢性のものに対してはステロイド(糖質コルチコイド)が出て血圧を上げたり、炎症を抑えたりして危機を乗り越えようとするのです。

そうすると体が軽く、どんな困難にも打ち勝てるような気がいたします。
しかし、そのような無理は長くつづきません。
車や航空機のように過給状態を続けるとエンジンが焼き付いてしまいます。
人間のエンジンはなんでしょうか?
脳=こころですね。

5月病とはこころの疲れ、すなわち「うつ状態」と考えられています。
重症になると「うつ病」になります。

実は、先ほどの2種類のホルモンは血糖値を上昇させる作用も持っています。
糖は最も重要なエネルギー源ですから当然のことと言えるでしょう。
ですから、年度初めの今のように転職・転勤や引っ越しなどの大きな環境変化があった際には、血糖コントロールが悪化するケースが多いのです。
運動不足になりやすい梅雨や暑い夏場を迎える前に血糖コントロールが悪化すると、なかなか改善することが難しくなります。

解決策は「無理をせず、意識して休息をとること」につきます。
燃え尽きる前のこの時期から始めることが大事ですが、現実には年度初めの業務に忙殺されてしまう懸念があります。
できるだけ効率よく、少ない負担でできることを探したいものです。

一つの具体例として糖尿病臨床研究センターの取り組みをお示しいたします。

20180401102812

机の上に机があるのがおわかりでしょうか。
これは立った状態でデスクワークをするためのスタンディングデスクというものです。

恐ろしいことに、長時間じっと座ったままの姿勢でいると血糖コントロールが悪化するばかりでなく、なんと入院や死亡の危険性まで上がるのです。
また、転倒骨折や関節障害さらには認知機能低下などの直接的な寝たきりの原因にもなります。
ですから、デスクワークを行う際には、30分毎に軽い歩行や運動をすることで糖尿病になる可能性が低くなり、糖尿病の方の血糖コントロールも改善すると推奨されています。

しかし、それも集中していたら忘れそうだし仕事も中断されるしということで、いっそのこと立ったまま仕事したらいいじゃないかという“スタンディングワーク”を推進する動きが出てきました。
スタンディングワークは欧州を中心に普及してきましたが、特にGoogleやFacebookなどの先進的なIT企業では早くから取り入れられているそうです。ずっとコンピューターと向かい合って座っていたからでしょうね。

仕事の効率もよくなりますので、無駄な残業を減らして休息時間をしっかりと取るのに有効な方法です。
新しい生活の始まりを機に、なるべく椅子に座らない生活をめざしてみるのも良いのではないでしょうか。

【参考文献】

Colberg, S. R. et al. Physical Activity/Exercise and Diabetes: A Position Statement of the American Diabetes Association. Diabetes Care 39, 2065–2079 (2016). PubMed

Rockette-Wagner, B. et al. The impact of lifestyle intervention on sedentary time in individuals at high risk of diabetes. Diabetologia 58, 1198–202 (2015). PubMed

Bakrania, K. et al. Associations Between Sedentary Behaviors and Cognitive Function: Cross-Sectional and Prospective Findings From the UK Biobank. Am. J. Epidemiol. 187, 441–454 (2018). PubMed

Ekegren, C. L. et al. Physical Activity and Sedentary Behavior Subsequent to Serious Orthopedic Injury: A Systematic Review. Arch. Phys. Med. Rehabil. 99, 164–177.e6 (2018). PubMed

Song, J. et al. Sedentary Behavior as a Risk Factor for Physical Frailty Independent of Moderate Activity: Results From the Osteoarthritis Initiative. Am. J. Public Health 105, 1439–45 (2015). PubMed

1型糖尿病「高齢化社会にどう生きる?」

センター長メッセージ
2018年03月01日

日中は寒さもやわらぎ、春らしさを感じられる季節になってまいりました。
庭先のチューリップもようやく芽吹き、陽気をたっぷりと吸い込んで開花の準備をしているようです。

以前、糖尿病患者数が増加していると申し上げましたが、同時に高齢化も進んでおります。
最近よく「2025年問題」という言葉を耳にしますね。
団塊の世代が後期高齢者になり、超高齢化社会を迎えることで生じる介護・医療をふくむ社会全体の問題のことです。

当クリニックでも下図に示しますとおり、2型糖尿病だけでなく1型糖尿病の高齢化も進んでいます。

スライド6

 

1型糖尿病の治療は進歩し、合併症による死亡は大きく減少いたしました。
たいへん喜ばしいことですが、高齢化対策を急がなければならないようです。
当クリニックの2025年の高齢化率を予測してみました。
スライド7

ご覧のとおり、あと8年で現在の2倍に相当する17.5%の方が65歳以上になるようです。

対策と言っても何か特殊なことが必要になるわけではありません。
今でも糖尿病療養指導として皆様とともに行っていることを、より体系的に漏れなく、そして分かりやすく簡潔にお伝えしなければならない、ということです。

米国糖尿病学会の機関紙の一つである「Diabetes Spectrum」誌は、専門の医療者向けに治療を個別化するための戦略を策定するだけでなく、糖尿病自己管理をしている患者さんのための教育を支援する役割があります。
2014年にすでに“高齢1型糖尿病患者のマネジメント”という総説が掲載されていました。とても具体的で網羅された内容でしたので和訳して以下に掲載いたします。長くて恐縮なのですが、一度お目通しいただければ納得いただけるものかと思います。
医療者の方だけでなく、ご高齢の1型糖尿病患者さんを介護されている方もしくは老後が不安な1型糖尿病患者さんにぜひ読んでいただければ幸いです。

スライド1 スライド2 スライド3 スライド4

※画像の2次利用は構いませんが元文献の引用は必要です。
Dhaliwal, R. & Weinstock, R. S. Management of Type 1 Diabetes in Older Adults. Diabetes Spectr. 27, 9–20 (2014).

1 〜 10件

〒815-0071 福岡県福岡市南区平和1-4-6
TEL.092-534-1000・FAX.092-534-1001

Copyright © 2014 clinic masae minami. All rights reserved.