おだいじに” 2005.03.06

院長メッセージ
2005年03月06日

3月というのに九州でも雪が積もりました。春はそこまで来ているのに、もう少しだけ冬が居座っていたいのでしょうね。

 今年は風邪やインフルエンザがとても遅くなって流行しました。めったに風邪をひかない私も、とうとう風邪のウイルスに負けてしまいました。いつもは1~2日くらいで良くなるのですが、今度の風邪はとてもしつこく、しばらくグズグズしていました。咽頭痛に始まり、鼻づまり、声枯れ、微熱、倦怠感。。。結構辛いものでした。患者さんに移してはいけないと、大きなマスクをして診療をしていました。そんな姿をみて、診察室から出られる患者さんたちから「先生もおだいじにしてくださいね。」と温かいお言葉を頂きました。

 いつも使っている “おだいじに”の言葉ですが、逆に患者さんから言っていただくと恥ずかしいような、照れくさいような、くすぐったいような。。。
風邪をひいて、この言葉の中に含まれた患者さんたちからの思いや温かさをしっかり感じることが出来ました。本当にありがとうございました。
ご心配おかけしましたが、ようやく元気になりました。これからは風邪をひかないよう、気をつけますね。

”神頼み” 2005.02.14

院長メッセージ
2005年02月14日

立春も過ぎ、ようやく寒さも峠を越えたようです。この時期になると決まって訪れるところがあります。学問の神様で有名な“太宰府天満宮”です。 

これまで私は何度も“神頼み”に行き、ずいぶん助けていただきました。“受験”というシステムは誰しもが好きなものではありませんが、夢を叶えるための一つの関門のようなものだと思います。今になって思うと私も何度かこの関門を通ってきましたが、結構辛いものでした。 

もう20年以上前になりますが、私が大学受験の日は雪が降っていました。母は一人で太宰府天満宮に行っていたことを、合格発表の日に知らされました。合格したのは神様と母のお陰だったんですね。 

私の患者さんの中には、毎年数人の受験生がいます。「彼らがこの関門を無事通過することが出来ますように」と神様にお願いしてきました。 

天満宮本殿前の“飛梅”のつぼみが綺麗に開きはじめていました。春はもうすぐそこまで来ています。ガンバレ受験生!!  

*飛梅*  
太宰府天満宮は菅原道真公を祭る神社ですが、公は幼少の頃から庭の梅が大好きでした。公は57才で九州に左遷されることになります。京都を出発の時、庭の梅に別れを惜しまれて、 

「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花
あるじなしとて春な忘れそ」と詠われました。その梅が後に公を慕い飛び来って、現在御神木として伝わったものだそうです。
 白梅ですが、強さと清らかさを感じました。

”年の初めに” 2005.01.17

院長メッセージ
2005年01月17日

あけましておめでとうございます。 成人の日も終わり、そろそろお正月気分も終わったころでしょうか?今年は北九州(小倉)では、元旦から雷が鳴り、雪が積もり、とても寒いお正月でしたが皆さんはどんなお正月を過ごされましたか? 我が家では、私が子供のころからお正月の”ならわし”がありました。元旦の朝、家族が食卓を囲み、父から一人一人に”おとそ”を注がれます。その後、まず父から”今年の抱負”についての話があり、ついで一人一人が”今年の抱負”を述べます。私は子供のころは「今年は自転車に乗れるように頑張ります」とか「プールで25m泳げるように頑張ります」とか言っていました。毎年、年の初めに目標を家族の前で発表してそれに向かって努力する。。。今考えると、小さいころから父が導いてくれた人生の姿勢がここにもあったのだと思います。 3年半前に父が亡くなってから、いつの間にか我が家のお正月にはこの風習はなくなってしまいましたが、私は毎年、自分の日記帳(3年日記)の最後のページに”今年の目標”として、10個のことを掲げるようにしています。少し欲張りですが、毎年達成できるのは約半分です。できなかったことに関しては反省して、翌年に繰越になります。そうやっていくうちに何年も前から目標としていることが数年かかって達成できることもあります。 今年も10個の目標を掲げました。さあ、このうち今年はいくつ達成できるのでしょうか?一つでも多くのことが達成できるよう、この1年もがんばります。皆様にとって今年も良い年でありますように。今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

”雪だるま” 2005.01.17

院長メッセージ
2005年01月17日

2004年12月31日、福岡ではめずらしく大晦日に雪が積もりました。休日だったので、いつもより遅く起きた私は、一面の銀世界に大喜び。

昼頃にクリニックに行くと、玄関の前に大きくてかわいい”雪だるま”がありました。近所の子供が嬉しくて作ってくれたのだろうと思っていましたが、なぜ私のクリニックの前に?と疑問をもちながら年を越しました。

先日、入院になった患者さんを紹介先の病院にお見舞いに行きました。
その方は72歳の糖尿病の男性。昨年から咳が続き、胸部レントゲンで肺に影が見つかったため、専門の病院を紹介し入院。精密検査をおこなったところ”肺癌”と診断されました。”咳”以外には自覚症状がないため、年が明けてから治療を始められるとのことで年末年始は自宅に外泊されていました。

ちょうど外泊中の12月31日の朝、「起きたら雪が積もっていたので、いいアイデアが思い浮かんで、暗いうちに家を出たんですよ。40分歩いて先生のクリニックまで行って、一人でせっせと雪だるまを作ったんですよ。ほら、よくできているでしょ?」と嬉しそうに写真を見せてくださいました。
「こんなにいいチャンスはもう2度とないかもしれないからね。」と。。。

雪だるまの犯人がSさんだったなんて。。。
私はこみ上げてくる涙を必死にこらえながらその写真を見ました。

Sさん、1日でも長生きしてくださいね。
この写真、私の一生の宝物です。

”願い事” 2005.01.12

院長メッセージ
2005年01月12日

昨年12月のホノルルでの話です。

12月13日、マラソンの翌日、私たちはHawaii最後の夜をサンセットデイナークルーズで楽しみました。
地平線に沈む真っ赤な夕日を見た後、ホノルル市街が一望できる”タンタラスの丘”ですばらしい夜景を見ることができました。
それに加えて、なんとラッキーだったのでしょう!その日は”ふたご座流星群”がとてもよく見える日だったのです。

満天の星空を眺めているとその中から、スーッと。。。。。。気がついたときは流れていました。なかなかお願い事ができません。
もう1個、もう1個と欲張っていましたがそのうち出発の時間になり、バスに戻りました。
先にバスに戻っていた母に「すごく綺麗だったね。何かお願い事した?」ってたずねたら、「満足、満足。この年でこんなに幸せだもの。これ以上お願いすることなんて何もないよ。」と満面の笑みでした。

ホテルに帰ってからも私は一人テラスでしばらく星空を眺め、ホノルル最後の夜を満喫しました。
お願いしたいことがまだまだいっぱいある私は、欲張りなのでしょうね。。。。。

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