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センター長メッセージ
“At-Risk”な人たち 糖尿病になるのは誰?
厚生労働省の調査によると糖尿病の疑いが強い人はとうとう1000万人に達してしまいました。
前回の調査では頭打ちになったかな、と思っていたところでしたがそのまま大台に到達です。
ニュースでも話題となっており、お仲間が多くなったことに少しだけホッとされている通院中の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
糖尿病ではない方の反応はいかがでしょうか。
「10人に一人は糖尿病の時代…自分もいつかなってしまうのだろうか?」
それとも、
「自分は太ってないから関係ないや。」
でしょうか。
後者の方はお気をつけください!
ハワイを含むアメリカでこのような研究がありました。
BMI cut points to identify at-risk Asian Americans for type 2 diabetes screening.
Hsu WC, Araneta MR, Kanaya AM, Chiang JL, Fujimoto W.
Diabetes Care. 2015 Jan;38(1):150-8
http://care.diabetesjournals.org/content/38/1/150
BMIという肥満の指標があります。
体重(kg)を身長(メートル)の2乗で割ったら算出できます。
↓こちらで計算してくれます↓
http://keisan.casio.jp/exec/system/1161228732
BMIは22が標準体重で25を超えると肥満、と言われていますが、実はその根拠は欧米人のデータを元にしています。
この研究はアジア系アメリカ人を対象にして、「BMIが23-24を超えたら糖尿病になりやすいから気をつけて!」と言っています。
人種の差が大きいのですね。
そして、私たち日本人はというと…なんと「22.8以上」が糖尿病発症リスクなのです!
えっ、私もあなたもあの人も危ない!?
いえいえ、落ち着いてください。
これはつまり、「体重は関係ないですよ」ということです。
※もちろん肥満は他の多くの病気をひきおこしますので太ることは体によくありません。
体重以外の原因のほうが大きいのです。
それは遺伝的なもの(=日本人であることも含みます)と、やはり”生活習慣”です。
心当たりのある方は前回ご紹介したKing先生の本をおすすめいたします。
『世界的名医が教える脱・糖尿病の最新戦略』
それでも、もし血糖値やHbA1cが健診でひっかかってしまった場合は…クリニックでお早目のおこしをお待ちしております。
このニュースで一つだけ嬉しかったのは、糖尿病の疑いが強い人の受診率がずいぶん改善しているということですね。
早期発見、早期治療。
合併症が出現するのを防いで、健康寿命を延ばすことにつながります。
そうすれば多くの薬が必要になったり、医療費がかさむこともありません。
このニュースをきっかけに、ご自分のからだと未来を今一度考えてみてはいかがでしょうか。
特に、40代の男性!
糖尿病の疑いが強い人のうち、半分しか受診されてないようですよー(。>﹏<。)
※他の年代や女性は7-8割受診
南昌江内科クリニック
TEL.092-534-1000・FAX.092-534-1001
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