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院長メッセージ
11月の講演日程
2014年11月2日(東京) 糖尿病座談会「私にとっての糖尿病治療とは」
2014年11月15日(沖縄) 南部メタボリックコンソーシアム 「1型糖尿病の治療とケア」
2014年11月18日(木更津) 第32回木更津糖尿病懇話会 「当クリニックにおける糖尿病チーム医療の紹介」
2014年11月22日(福岡) 区民と医師との会 「元気が出る糖尿病のお話」
ホームページをリニューアルしました
1998年にビルテナントで開業し、2004年に現在の土地に新規移転しました。
ホームページも2004年から開始し、あっという間に10年が過ぎました。
これまで、沢山の方々にホームページを見ていただきありがとうございました。
初めて受診される患者さんが「ホームページをみて」と言われる方も多く、Web情報が当たり前の世の中になっていることを痛感します。
今後も皆様により早く私たちの思いや情報が届くよう、ホームページをリニューアルしました。
これからも楽しみに南昌江内科クリニックのHPの扉を開いてください。
10月の講演日程
2014年10月25日(静岡) 1型糖尿病を考える会 「1型糖尿病の治療とケア」
2014年10月26日(つくば) 第2回つくば3C研究会 「夢を追い続けて~インスリンとともに37年~」
小児糖尿病サマーキャンプ 2014.08.29
今年も8月17日~24日、夜須高原のやすらぎ荘で行われた小児糖尿病サマーキャンプに参加してきました。
今年も55名の子供たち、30名の大学生ボランティア、15名の栄養士の卵、医療スタッフ10数名で、総勢110名以上の大所帯です。
毎日子供たちが楽しく過ごせるように、花火大会、運動会、山登り、ディスコなどいろいろな行事がありますが、糖尿病の勉強もしっかりします。
キャンプに何度か参加している中学生、高校生は講師となって教える側になります。キャンプが始まる前に自分でしっかり勉強して、資料も作ってがんばります。今年も中学生の女の子がとってもわかりやすい立派な講義をしてくれました。ありがとう!
私は毎年、幼稚園児、小学校1,2年生の担当で糖尿病教室をします。教室のひとこまで、
「低血糖のときに、助けてくれるものはなあに?」という質問に、子供たちは元気よく、
「ブドウ糖!、ジュース!、ビスケット!」と元気よく答えてくれました。
そんな中、一人の小学校1年生の女の子が、「ともだち」とポツリと言いました。
病気のことを友達に話せない、という人もいますが、友達に正しく知ってもらうことで、低血糖のときなど自分になにかあったときに友達が助けてくれることをこの女の子はよくわかっていたのですね。純粋なこどもたちの心に今年も元気をもらいました。
また来年のキャンプで、心身ともに大きくなった子供たちに会うのが楽しみです。
「わたし糖尿病なの」 2014.03.28
1998年に私が初めて出版した本です。出版してすでに16年が経ちました。
先日、講演に行った時、若い男性医師が私の講演のあと、「僕は子供の時に1型糖尿になって、先生の本を読んで勇気づけられ医者になろうと思いました。」と話されました。
涙が出るほど嬉しい言葉でした。
昨日、子供の頃に1型糖尿病を発症した女性から「医師の国家試験に合格しました。今は不安の方が大きいですが、先生の著書を読んで医者を目指そうと決意した頃の気持ちを忘れずに、病気とも向き合いながら、頑張っていこうと思います。」とメールをいただきました。本当に嬉しい便りをいただきました。
私が医師になって1年目の研修医の頃(1988年25歳)に、研修先の東京女子医大糖尿病センター教授の平田幸正先生に「あなたは貴重な経験をしています。同じ病気の子供たちのためにもその経験を本に綴ってみなさい。」と勧められました。が、当時の私の血糖コントロールはお世辞にも良いとは言えず、将来の自分にも自信がなかったので、とてもそんな事はできないと思っていました。10年かかってようやく1998年に出版することができました。今、この本の重みをひしひしと感じています。
このように導いてくださり、私の人生を変えてくださった、故平田幸正先生に深い感謝とご冥福をお祈りします。
海の中道はるかぜマラソンに参加して 2014.03.28
福岡海の中道で行われたはるかぜマラソンに3年ぶりに参加しました。
12月のホノルルマラソン以来のレースで、自信がなかったので10kmに参加しました。
当日は、マラソンには少し暑いくらいの気候でした。以前とコースが少し変わっていましたが、途中海沿いのコースでは南国を思わせる雰囲気もありました。途中ハーフに参加されたTDJの仲間とすれ違い、ハイタッチをして元気をもらいました。10kmなので低血糖にはならないだろうと思いましたが、7kmくらいで少しエネルギーが足りない感じがしたので、ブドウ糖ゼリーを60キロカロリー程度補給しました。無事にゴールした後の血糖はなんと300㎎/dl以上でした。当日の朝のトレシーバを20%減量しましたが、1時間程度の運動では少し減らしすぎたのか?途中の補食が必要なかったのか?途中血糖を測らなかったのが反省点でした。
運動時のトレシーバの減量はまだまだ試行錯誤中です。
2014年 新しい年を迎えて 2014.01.02
新年、明けましておめでとうございます。
皆様はどんなお正月を過ごされたでしょうか?
昨年のお正月は、母を含めた家族10人で沖縄に旅行に行きましたが、今年は静かなお正月を過ごしました。昨年4月に母が他界し、私にとっては昨年はとても辛い年でした。
78歳まで大きな病気をしたことがなく、とても元気な母でしたが、2012年春に突然白血病を発症しました。約1年の闘病生活でしたが、家族皆で協力して母を支えました。
1年前の年末年始は病状も安定していたので、家族で旅行に行くこともでき、それが最期の良い思い出となりました。
亡くなって9カ月が経った今でも母がいないのは寂しいですが、いつも空の上から見守ってくれているのだろうなあと思います。
子どもの頃の我が家のお正月は、家族一人一人が自分の今年の目標を掲げて発表しました。
その目標が達成できるように努力をしなさいと毎年父から言われたものでした。
昨日は両親のお墓参りに行って、昨年元気で過ごせたことの感謝と今年の目標を報告してきました。
今年もまた、新たな目標に向かって頑張りたいと思います。
皆様にとりまして2014年が素晴らしい1年でありますように、心よりお祈りいたします。
ホノルルマラソン V12達成 2013.12.25
12月8日に行われたホノルルマラソンにTDJから19名の方が参加されました。
昨年が、ホノルルマラソン40周年の記念大会で全体の参加者も多かったためか、今年は少ない参加者でした。(フルマラソン16名、10kmウォーク3名)
札幌、神奈川、山口、名古屋、福岡から参加したTDJのメンバーが集まり、前日の12月7日に、昨年と同じワイキキのレストランで懇親会を行いました。懇親会後は、クリスマスツリーの前で全員で集合写真をとり、翌日の全員完走を祈って解散しました。
今年もお天気がよく、スタートしてすぐに汗が出てきました。今年はトレーニング不足だったことと、基礎インスリンの種類を変更したので低血糖が心配でしばらくは、パワージェル(1個120キロカロリー)を少しずつ(8kmで1個)食べながらゆっくり走りました。いつものようにダイアモンドヘッドの登り坂のあたりで少しずつ夜が明けてきました。だんだん陽が上がってハイウェイを走る頃(17kmあたり)から、急に気持のギアが上がってきました。いつもは少し辛くなる頃ですが、サングラスをかけて「これからが本番!」と足取りが軽くなりました。空の上から母が応援してくれているのかなあと思いながら走っていると、一番早い大久保先生が少し辛そうな表情で走って来られました。大久保先生はその日の13時の飛行機で帰国するので、少々あせっておられたようでした。だんだん気温も上がり、復路のハイウェイでは、背中からの日差しが厳しく、エイドステーションでは何度も足や首に水をかけて冷やしながら走りました。TDJの参加者が少なかったので、ハイウェイですれ違う人は少なかったですが、それでも出会うと元気をもらいました。
快調だった足もさすがに35kmあたりから思うように行かず、歩いたり走ったりしながらようやくゴールまで行くことができました。ゴールの前でいつも応援してくれていた母の姿がないのが寂しかったですが、今年は昨年より3分早く低血糖を起こすこともなく無事に45.195㎞を完走できてホッとしました。
今回はインスリンを変更したのでそのデータをとるためにCGM(持続血糖モニター)をお腹につけて走りました。データもしっかりとることができました。
フルマラソンに参加した16名のTDJのメンバーも全員無事に完走できました。
その日に帰国したメンバーは写真に写っていませんが、残った皆でダイアモンドヘッドをバックに写真を撮りました。
12回目の挑戦も5時間を切ることが目標でしたが難しかったです。また来年挑戦します。
追伸:懇親会で皆さまからチャリティーでいただきました50ドルは日本糖尿病協会の基金に納めさせていただきました。ありがとうございました。
開院15周年になりました! 2013.05.31
1998年6月1日に平尾で開業して早いもので15年が経ちました。当初は35歳とまだまだ若く未熟で不安もいっぱいでしたが、大きな希望を持って3人のスタッフと始めました。おかげでだんだん患者さんも多くなり、2004年10月にこの土地に移転しました。
ひとえに来院して下っている患者様、一緒に働いているスタッフのおかげと心から感謝しています。
7月からは糖尿病専門医も1人増えることになり、糖尿病のある患者さんが元気で有意義な人生を送ることができるよう、スタッフ13人でより充実した糖尿病診療に取り組んでいきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
50際の誕生日 2013.05.30
なんだか嘘みたいですが、50歳の誕生日を迎えました。気持ちと体力はまだまだ30代ですが。。。あっという間に半世紀。そのうち36年間インスリンのお世話になっています。
今の時代では糖尿病があっても、インスリン治療をしていても、元気で普通の人と同じ生活ができますが、私が1型糖尿病を発症した36年前は、30歳くらいまでしか元気で生活できないだろうと言われていました。
今、この時代にこんなに元気でいられるのは、医学の進歩とこれまでに出会った先生方、友人たちや家族、そして今は天国から見守ってくれている父と母のおかげなのだと感謝の気持ちでいっぱいです。
今日は、50年前に私を産んでくれた天国の母にありがとうをいっぱい伝えたいです。
南昌江内科クリニック
TEL.092-534-1000・FAX.092-534-1001
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